リバースサーキュレーション工法

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 昭和37年に西独ザルツギター社により日本に導入、開発された施工方法である。
 この工法は水を利用するもので、0.2kg/cm(水頭2.0m)の静水圧と循環水に含まれる粘土及びシルト粒子から作られるマッドフィルムによって孔壁を安定させる。
 従って、崩壊しやすい砂層や軟弱地盤でも(上部のみスタンドパイプ使用)ノーケージングで施工を可能にしている。
 掘削は、ビットを回転させて土砂を削り、削られた土砂はドリルパイプ内を流れる循環水と共に排土され、そこで掘削土砂を沈殿させ循環水は再び孔内に還流させ以下連続的に施工する。

 

施工フロー写真

①スタンドパイプ建込~グラブハンマー中堀 ②ロータリーテーブル据付~リバース掘削
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③鉄筋建込~トレミー管建込 ④生コン打設
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施工状況写真

■三石橋架替工事 東京都江東区 杭径1,000mm 杭長40.0m
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■橋梁下部工事(JR近接工事) 千葉県旭市 杭径1,200mm 杭長52.0m
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■道路改良工事(鶴巻ICその6) 埼玉県さいたま市 杭径1,200mm 杭長32.0m
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