工法概要

 

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 リバースサーキュレーション工法は、昭和37年に西独ザルツギター社により日本に導入、開発された施工方法である。
 この工法は水を利用するもので、0.2kg/cm(水頭2.0m)の静水圧と循環水に含まれる粘土及びシルト粒子から作られるマッドフィルムによって孔壁を安定させる。
 従って、崩壊しやすい砂層や軟弱地盤でも(上部のみスタンドパイプ使用)ノーケージングで施工を可能にしている。
 掘削は、ビットを回転させて土砂を削り、削られた土砂はドリルパイプ内を流れる循環水と共に排土され、そこで掘削土砂を沈殿させ循環水は再び孔内に還流させ以下連続的に施工する。

 

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 オールケージング工法は、ケージングチューブを掘削孔全長にわたり回転(揺動)・圧入し、孔壁の崩壊を防止しながらケージング内の土砂・障害物をハンマーグラブにて排土撤去する工法である。
 この工法は、掘削長全長にわたりケージングチューブを使用するため、孔壁の崩壊や近接構造物への影響も少ない。
 しかしながら、土質柱状図によってはケージングチューブの引抜き困難・不能やケージングチューブの引抜きに伴って鉄筋籠が上昇する共上がりなどが生じる場合がある。

 

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 その他の工法では、BH杭工法、TBH杭工法や鉄筋籠作成などがあります。

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